
この瓦製の鍾馗像は京都だけのものではなく、近畿から中部地方にかけての多くの町の屋根の上で見つける事ができます。もともと魔除けのために、各地の瓦職人によって作られたもので、美術的な価値があるとは思えませんが、それだけに素朴なおもしろさがあり、非常に個性的です。
ご存じのように京都もバブル景気全盛のころは、すさましい地上げによる町の破壊が行われ、古い町家がどんどん壊されて、雑居ビルやマンションに変わってしまいました。
死神や疫病神から町家を守っていた鍾馗も、さらに恐ろしくパワフルな拝金神の前には為すすべもなく、町家と共に消えていったのです。しかし、京都にはまだまだ多くの町家と鍾馗が残っています!。
京都の観光にこられる皆さん。 清水寺や金閣寺だけが京都ではありません。
京都の町中を双眼鏡を片手に歩く、「鍾馗ウオッチング」などいかがでしょう
是非、屋根の上で頑張っている鍾馗達に、エールを送ってやって下さい。
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